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厚生労働省が歴代の社会保険庁長官に寄付を求め、13人中2人が拒否していた問題で、10日夜、ようやく全員が支払うことになったという。だが、夕刊フジが伝える長官経験者らの対応からは、申し訳なかったというような姿勢は伝わってこない。天下り先の特殊法人などから庶民が目を剥くような巨額の給与・退職金を受け取っているのだから、本当は腹は痛まないはずだが、既得権を侵害されるのは毛ほどもイヤという人間心理だろうか。30代初期に公務員の実態をつぶさに知る機会があり、役所に牛耳られる生活から離れるべく努力し、40代でフリーランスに飛び込んで本当に正解だったと感じさせられる。

以下、ZAZAKが伝える各人のレスポンス。



【横尾和子最高裁判事(66)】
「回答は差し控えさせてもらいたい。本人の意思です」と広報課を通して回答。

【13人中6人は、天下り先が取り次ぎを拒否】
「『あらゆる取材に答えない』と、会長本人からいわれている」という佐々木典夫氏(65)が会長を務める財団法人船員保険会のケースなど。

【堤修三氏(58)大阪大学大学院人間科学研究科教授】
「コムスンのことか?」と当初は勘違いして笑っていたが、ボーナス返上問題の取材と聞くと急激に態度が硬化。「それは次官のことだろ?」とまたも勘違いした揚げ句に、「ノーコメントだ! そんなバカげた質問に答える必要などない! 以上!!」と立腹した。

【正木馨氏(76):長官退職後に4法人を渡り歩き、少なくとも2億9000万円の退職金を受け取った】
6月上旬、夕刊フジの取材に「責任の取り方は難しい」としつつも、「当事者としては見守り、結果を重く受けとめるとしか言えない」と話していた。

 言葉通り、返納を済ませたのか。再び連絡してみると息子の妻が「今は自宅で病床に伏せっている状態で取材には応じられない」と応対した。そしてボーナスについては「返還の有無については答える必要がない」。すぐそばに正木氏の気配はあったが、最後まで本人が話すことはなかった。

【北郷勲夫氏(72)】
東京メトロ日比谷線広尾駅徒歩3分の一等地に「資産価値は約2億円」(地元不動産業者)というのマンションを訪ねたが、「夕刊フジの記者です」と伝えた途端、夫人とみられる女性が「失礼します!!」とろくに用件も聞かず、インターフォンをガチャ切り。再度、用件を伝えたが「留守です」の一点張り。電話にも出ず、完全無視を決め込んだ。

【歴代長官取材への対応】 歴代の社会保険庁長官  返納の是非
金田一郎  83年8月〜84年8月  天下り先が取材拒否を回答
持永和見  84年8月〜85年8月  回答なし
正木馨   85年8月〜86年6月  息子の妻が取材拒否
吉原健二  86年6月〜88年6月  回答なし
小林功典  89年6月〜90年6月  回答なし
北郷勲夫  90年6月〜92年7月  天下り先が取材拒否を回答
末次彬   92年7月〜94年9月  回答なし
横尾和子  94年9月〜96年7月  最高裁が取材拒否を回答
佐々木典夫 96年7月〜98年7月  天下り先が取材拒否を回答
高木俊明  98年7月〜01年1月  天下り先が取材拒否を回答
中西明典  01年1月〜02年8月  天下り先が取材拒否を回答
堤修三   02年8月〜03年8月  回答で「ノーコメント」
真野章   03年8月〜04年7月  天下り先が取材拒否を回答

ZAKZAK 2007/07/11
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